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ドラゴンズ
プロジェクト

(株)中日ドラゴンズ、(株)ナゴヤドームとの
連携プロジェクトで、社会調査に基づいて、
学生の視点から中日ドラゴンズへの提案を行っています。

コミュニティ学専攻:中原 純 准教授

調査手法を学び、実践する機会

『ドラゴンズ・プロジェクト』は、2006年から現代社会学部が継続的に行っている社会調査プロジェクトです。2019年度より中原ゼミが受け継いでおり、ゼミの2、3年生と数名の希望者が参加しています。

このプロジェクトでは、学生たちがドラゴンズやナゴヤドームに関する調査を実施してデータを分析した上で、球団関係者の方々へのプレゼンテーションを行います。プロジェクトを通して調査・分析の手法を身につけることが第一の目的であり、社会調査士の資格取得に向けた実習の役割を持ちます。また、調査・分析結果に基づいて学生ならではの提案の切り口を見つけること、学生から社会人に向けたプレゼンテーションを行うという貴重な経験を積むことも、プロジェクトの目的です。身近でメジャーなドラゴンズ球団に提案できることは、学生にとって大きな励みとなります。

課題に対して学生自身が主体的に考えて対処

何をどう調べ、どのような発表を行うかは、すべて学生たち自身で考えます。まずは調査項目の設定です。2020年度は新型コロナウィルス感染拡大の影響により、登校できない状況が続きましたが、学生たちはオンラインを活用した話し合いで、年齢・性別からドラゴンズへの興味度ほか数10項目に及ぶ調査票を作成。ウィズコロナ時代を反映して、試合のライブ配信に関する項目なども入れました。質問の文章や選択する回答の文言も学生たちで知恵を絞り、答えやすい内容を心がけました。

コロナ禍で対面による調査は実施できなかったため、インターネットを活用したアンケート調査を実施。学生たちは困難を乗り越える力も獲得していきます。回答が集まるといよいよデータ整理・分析へ。これまで授業で学んできた社会統計の知識やパソコン上での技術を用いて、主体的にデータ分析を経験します。この作業によって、授業で習っただけで、自分自身では使いこなすことのできなかった知識や技術を、自分自身で使いこなせる知識や技術に高めることができます。

経験は、社会で生き抜く力となる

データ分析をすすめると同時に、グループごとに提案の方向性を定め、プレゼンテーションの準備を開始。社会調査では、仮説に基づいて正しく調査し、正しく分析を行う必要があります。「こんな提案ができるのではないか」と考えて調査したところが、データの裏付けを得られず、提案内容を見直す必要に迫られる場合もありますが、今後、仮説に基づく正しい社会調査を行うための良い経験となります。

各グループは資料の見やすさ、発表内容のわかりやすさに留意しながら、期限までにプレゼンテーションの準備を終えます。順に発表し、選ばれた数チームのみが、球団関係者の方々へ各グループは資料の見やすさ、発表内容のわかりやすさに留意しながら、期限までにプレゼンテーションの準備を終えます。順に発表し、選ばれた数チームのみが、球団関係者の方々へのプレゼンテーションの機会を得ます。

中原先生は「社会調査の一連の流れを知ることはもちろん、プロジェクトでは自分たちで考えて決断し、成功も失敗も自分たちで責任を取る経験を積んでほしい。それは必ず社会で活かせる力となります」と語り、学生たちの成長を促しています。