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研究フィールド
ほほ笑む—ただそれだけで人は、多くのことを相手に伝えることができます。
初期のコンピュータにとっての対話手段は、信号機のようなランプの点滅が精いっぱいでした。やがてそれは文字から図形へ。さらに画像表現を経て、動画となってやっとほほ笑みにたどり着きました。
人とコンピュータとの自然な会話を夢みて、情報メディアは進化を続けてきました。
最新のコンピュータは、ほほ笑む以上に多才です。
クルマの中では、カーナビが声でドライバーと対話し、工場では、設計図をもとに3次元画像化された新製品が仮想空間の中で耐久試験を受けています。
そしてハリウッドでは、CG画像のバーチャル俳優が次の出番を待っています。人とコンピュータの対話環境づくりから生まれた言語、画像、音声などの処理技術はこうして、メディア情報を自在に加工する技術として独自に発展を遂げてきたのです。
メディア工学科では、メディア技術を産業や生活空間に組み込み、人間の創造活動を支援し、その発展をめざします。
ここに学ぶ学生は、基盤となるプログラミング技術を早期に修得するとともに、さまざまな表現手法を身につけます。そのうえで、人とコンピュータ、社会とテクノロジーをつなぐメディアの新たな可能性を探求していきます。
すでに中京大学では、学内外の研究機関とのコラボレーションにより、CG技術やVR技術の医療、スポーツ、アートなどへの応用研究とシステム開発が進んでいます。
そんな開発の現場で、メディア技術者に求められるのは、多種多様な表現者たちが活躍できる新たな舞台空間をコンピュータによってつくりあげること。感動の舞台の幕を開けるのは、未来のあなたかもしれません。