中京大学 情報理工学部 情報科学研究科

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長谷川 明生

教員紹介faculty
情報システム工学科 Information System Technology



長谷川 明生


自己紹介

略歴
1954年 兵庫県生まれ
生育環境は,横尾忠則氏の文春文庫の「コブナ少年」あたりを参照してください.氏は高校の先輩になります.本に出てくる高校教師は私が高校生の時には校長でした.
1972年 名古屋大学入学
大学一年のころNHK講座でプログラミングを自主ゼミで.実践プログラミングは田舎の測量会社で精工舎のプログラム計算機でのバイト.これは8008 CPUを使った巨大な電卓でした.理学部では地球物理講座で超高圧力発生装置の開発をしていました.
計測制御にデータジェネラルNOVAを使用.
1979年 名古屋大学大型計算機センター助手,必死で計算機科学やOSについて独学しました.
1984年 名古屋大学理学部助手
この間junet やJAIN(初期の大学インターネット)の構築,大学ネットワークの構築,大規模システム導入や構築を経験.
1992年 名古屋大学大型計算機センター助教授
1996年 はじめてクラッカーに遭遇,セキュリティ対策の重要性に気づく.
1999年 12月31日深夜US-CERT から警告メール.本格的にセキュリティ対策にとりくむ.
2004年 中京大学生命システム工学部教授
2008年 情報理工学部に移籍

趣味
無線,写真(ライカが増えましたが本来ニコン使いです.)



ゼミ紹介

 コンピュータやネットワークは非常に身近な存在になってきました.
 DS やPSP 等のゲーム機が無線LAN につながる時代です.コンピュータの基本常識を知らなくてもネットもコンピュータ機器も使えます.しかし,情報理工学部の学生がそれでは困ります.
 IT時代といいながら,昨今ハードウェア・アーキテクチャやオペレーティング・システム,コンパイラ等のコンピュータ技術の基礎部分に興味を持つ学生が減少しているような気がします.
 ゼミでは,2 年もしくや3 年で1回はハードを自作し(といっても,ネジまわしが使えればいい自作と言えない程度),好きなオペレーティング・システムをインストールして使えるようにします.その上で,研究室サブネットの運用ができるようにします.なんとか,Linux の運用が自在にこなせるようになってください.
 ここのところの我がゼミでは,コンピュータ科学の入門書の学習,Linux のもとになったMINIX のソースプログラムを読むとか小規模なコンパイラのソースプログラムを読むことを通じてシステムプログラミングの学習をしています.
 このような経験を通じて,OSやコンパイラを自分たちの手で作りたいものです.一方で,研究室サブネットの運用を通じて,セキュリティ対策技術を実践で身につけていきます.
 Snort というネットワーク侵入検知システムはポピュラーになってきましたが,Snort の運用の他に,現在,Argus というシステムに興味を持って使用しています.あまりポピュラーになっていませんが,Argus を使いやすく(Webプログラミングが必要)し,ネットワークフォレンジックの基礎知識や技術を身につけましょう.
 また,迷惑メール発信ソフトウェアの動作解析も引き続き研究しています.これらの中から卒業研究のテーマを選んでもらいます.
 当面は生命システム工学部の学生と一緒に学びます.当ゼミ卒業生はNDS 等のIT 系企業に就職しています.



略歴

■学歴
1954年2月 兵庫県生まれ
1972年 兵庫県立西脇高校卒業
19Z6年 名古屋大学理学部卒業
1978年 名古屋大学院理学研究科修了(理学修士)
1979年 名古屋大学院理学研究科博士後期課程中退
1990年 名古屋大学理学博士

■職歴
1979年 名古屋大学大型計算機センター助手
1984年 名古屋大学理学部助手
1992年 名古屋大学大型計算機センター助教授
2004年 中京大学生命システム工学部教授