経済学の基礎理論はミクロ経済学とマクロ経済学からなっています。そのうち、国の経済全体として集計された消費や投資という概念を扱うのがマクロ経済学。国民所得はどのようにして決まるのか、国際収支はどのようになっているのか、物価問題や失業率との関係は?といったテーマについて学びます。
私たちは生活においても企業活動においても金融取引と無縁ではいられません。ところが、生活者・企業人の視点からその知識を体系的に学ぶ機会は、不思議なほど少ないのが実情です。この授業では、情報化社会を生きるための「情報リテラシー」教育のように、金融面での自己責任が問われるようになった現代社会を生きるための知識、いわば「金融リテラシー」を身につけることを目標とします。
「ビジネスの言語」と言われ、民間企業でも公的部門でも重要視されている会計学。この授業では会計学のうち、企業の経営状態(いくら儲かったか、どのくらい資産があるか、借金はいくらかなど)を示す「財務会計」分野の理論的側面に焦点を当て、その初級程度の知識を身につけることをめざします。