フリースタイルスキーのモーグル男子で堀島行真選手(スポーツ科学部2020年度卒、トヨタ自動車)が2023―24シーズンの種目別優勝に輝いた。堀島選手は今季、当初から安定した成績を積み重ね、3月8日にカザフスタン・アルマトイで行われたフリースタイルスキーワールドカップ(W杯)のモーグル第ての種目別優勝を果たした。堀島選手は今季のモーグル8戦で3勝し、2位に2度、3位に1度入賞するなど表彰台常連の活躍をしており、4勝しているモーグルの第一人者ミカエル・キングズベリー選手(カナダ)を総合ポイントで上回った。デュアルモーグルを合わせた総合はキングズベリー選手が12度目の優勝をし、堀島選手は総合2位だった。2022北京五輪で銅メダルを獲得している堀島選手の2026ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪での活躍を楽しみにしたい。在学生の活躍も目が離せない。スキー競技部の木村葵来選手(スポーツ科学部2年)はスノーボードビッグエア競技で今シーズンのW杯総合優勝を飾った。北京五輪の金メダリストを抑えて果たした快挙だった。木村選手は「ビッグエアの総合優勝はとてもうれしいです」と笑顔を見せ、スロープスタイル競技のワールドカップでの活躍も目指していた。ショートトラックスピードスケートの2024ISU世界選手権大会が3月15〜17日、オランダ・ロッテルダムで開かれ、男子の林康生選手(スポーツ科学部3年)、吉永一貴選手(同2021年度卒、トヨタ自動車)、女子の中島未莉選手(同3年)、平井亜実選手(同2019年度卒、トヨタ自動車)が日本代表として出場した。林選手は1500㍍で4位に入賞し、惜しくも表彰台を逃したものの、2026五輪への期待度が増した。また、日本チームは男女ともにリレー種目で健闘。こちらも表彰台には届かなかったものの、男子は5000㍍リレーに吉永選手が第2、林選手は第3滑走者として出場し、5位に入賞した。一方、女子は平井選手がスタートを、中島選手が続き、前半を中京大勢が担って7位に入った。カップ(W杯)では、林康生選手が2月18日にポーランド・グダニスクで行われた第6戦の男子1000㍍で3位入賞し表彰台に立った。さらに吉永選手とともに臨んだ5000㍍リレーでも3位に入った。5000㍍リレーの日本チームはその1週間前の同月11日には、ドイツ・ドレスデンでのW杯第5戦でも同メンバーで2位入賞を果たした。また、ショートトラックワールドショートトラックスキー競技 ワールドカップワールドカップ・世界選手権堀島行真選手ⓒ共同通信社木村葵来選手林康生選手(左)林康生選手中島未莉選手14戦でモーグル2位に入賞し、初め2 世界で選手
元のページ ../index.html#3