中京大学スポーツ_vol.28-0521
7/12

愛知大学野球春季リーグ戦は4月6日に開幕、昨秋のリーグ戦優勝の名城大を相手に素晴らしいスタートを切った。ただ、今季のスタートは「素晴らしい」という表現だけでは収まらない〝世紀の記録〟として残る試合で幕を開けた。それは何か。完全試合による勝利だ。しかも1―0、僅差での達成だった。完全試合を達成したのは高木快大投手(スポーツ科学部3年)。昨春の開幕6連勝にもリリーフとして力を発揮し、今季は半田卓也監督、菊地啓太コーチも認めるエースに成長。94球の見事な投球で期待に応えた。読者のみなさんもご存じだろうが、付け加えると完全試合は投手だけの栄光ではない。四死球のないノーヒットノーランに加え、守備陣のエラーによる出塁も許されない。チーム全体の力で成し遂げられるのが完全試合なのだ。愛知大学リーグの完全試合は59年ぶり3人目。翌日の各紙に1965年秋に愛知大の嵐和彦投手が名古屋大戦で記録して以来と報道されていた。実はリーグ第1号の完全試合は中京大だった。1963年春、金海(現・大西)秀允投手(商学部1964年度卒)が南山大戦で達成している。球数108球、14奪三振だった。つまり3人のうち2人が中京大生であり、大学70周年にまた大記録が増えた。高木投手は「愛知大学野球連盟の長い歴史に自分の名前が残ることをうれしく思います。今後の試合につなげてリーグ優勝、日本一を果たして大学開学70周年に花を添えられるように頑張ります」とさらに前を向いた。また、半田監督は「開幕ゲームでプレッシャーがあるなか、最高の投球をしてくれた。野手にとってもしっかりと守ることができて良い経験になったと思います」と話した。U20(20歳以下)選手権6月にカナダ・エドモントンで開かれるアメリカンフットボールの第1回IFAF世界大会の監督に、アメリカンフットボール部ヘッドコーチの大橋誠スポーツ振興部部長が就任した。1月31日に日本連盟から発表された。18歳以上20歳以下の選手による大会で、今大会に出場できるのは2004年1月1日から2006年12月31日生まれの選手に制限される。中京大からは、アメリカンフットボール部の鋤柄颯選手(スポーツ科学部2年)が代表候補選手に入っている。代表選手は5月下旬に発表される予定だ。大橋誠スポーツ振興部部長IFAF世界U20監督に就任愛知大学野球春季リーグ戦完全試合達成6大橋誠スポーツ振興部部長 photo:JAFA/HUDDLE鋤柄颯選手

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る