髙尾知那選手文・構成:学生広報スタッフ「ライト」早川功祐、木村心音、伊藤光汰世界で活躍!注目選手スポーツクライミング 髙尾知那選手 2024年9月にスロベニアで開かれたFISU世界大学スポーツクライミング選手権、女子リードで大学世界チャンピオンに輝いたのは、髙尾知那選手(スポーツ科学部3年)だ。髙尾選手は、IFSC(国際スポーツクライミング連盟)主催のユースアジア選手権大会での入賞や、スポーツクライミング界の最高峰である「IFSCクライミング・ワールドカップ」への出場など、国内外での活躍が目覚ましい。その栄誉がたたえられ、2025年3月に梅村清英学長より学長賞が授与された。スポーツクライミングは、リードクライミング、ボルダリング、スピードクライミングの3種目から構成され、髙尾選手が専門とするリードクライミングは、高さ12メートル以上の壁を登り、到達した高さを競う種目である。ロープで安全を確保しながら、計画性や冷静な判断力、そして体力を効率よく使う技術が求められるこの競技で実力を発揮している髙尾選手にライトがインタビューを行った。 スポーツクライミングの魅力は?クライミングの魅力は、どんな人でもできることです。 障害や年齢、性別問わず誰でもチャレンジできることが魅力だと思います。私は小学1年生の時に初めて挑戦しましたが、子どもながらに登れた時のうれしさ、ゴールまで行けた時のうれしさを覚えています。 中京大学に入学した理由は?家から近くて通いやすいからです(笑)。スポーツ科学部について調べてみると、スポーツのメンタル面についての勉強ができるとの事だったので、興味を持ちました。メンタルトレーニングの授業で学んだ呼吸法などを大会で実践できていて、競技に生かされています。 競技と学業をどのように両立している?部活動として行っている訳ではないので、夜に練習をしたり、大学の授業の空いている時間を見つけて練習をしたりしています。アルバイトもしているので、良いあんばいで取り組むことがコツだと考えています。 今後の目標は? 競技者としての目標は、ワールドカップ総合優勝です。将来は、ワールドカップに出場する選手に帯同するようなコーチになりたいです。インタビューを通じて、競技と学業を両立させる努力や、目標に向かって挑戦し続けるひたむきさがうかがえた。これからの髙尾選手の活躍に、ますます目が離せない。QQQQ たか お とも な12
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