中京大学スポーツ_vol30
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1 ミラノ・コルティナ五輪のプレシーズンとなった2024-25シーズン。日本代表として世界で戦った4選手が思いを語った。学スケート部。今回は、在学生として世界で活躍する2選にわたって開催されたフィギュアスケート世界選手権の各国出場枠が決まる中、鍵山選手は銅メダルを獲得し、とフリースケーティング(FS)ともにノーミスの演技をすること。そして、その先にあるミラノ五輪出場」と大会にかけ前の美しさと質の高さを兼ね備えた演技で2位につけた。フィギュアスケート日本代表を多数輩出している中京大手を紹介する。一人目は、アメリカで3月25日から6日間2025男子シングルに出場した〝日本のエース〟鍵山優真選手(スポーツ科学部4年)だ。この大会の結果次第で2026年2月6日から開催されるミラノ・コルティナ五輪日本の五輪出場枠は最大3枠が決定した。鍵山選手は大会前の取材で「最優先の目標は、ショートプログラム(SP)る思いを語っていた。フィギュアスケートはSPの得点とFSの得点の合計点で争われる。鍵山選手はSPで持ちがら、最高のパフォーマンスを披露したい」と前を向いた。また、フィギュアスケートの魅力については、「ジャンプやスピンなどのスポーツとしての高度な技術と、個性豊かな芸術性が融合している点」と語った。技術面、芸術面ともに更なる磨きがかかる鍵山選手に期待が高まる。二人目は、2024年9月のグランプリシリーズスケートカナダで女子シングル総合2位に輝いた〝期待のホープ〟松生理乃選手(スポーツ科学部3年)だ。美しく品のあるスケーティングを武器に、世界の上位6人のみが出場できるグランプリファイナル2024に進出した実力者である。大舞台に立つ上で避けられないのは〝緊張〟だ。松生選手は緊張との向き合い方について、時折笑顔を見せながら語った。「家族や先生からの心が軽くなるような言葉、姉からもらったハートの木彫りのお守りのおかげで、気持ちが楽になります」。周囲の支えがあってこそ、松生選手のフィギュアスケートはFSでは目標としていたノーミスの演技は達成できなかったものの、見事3位に入り、日本の五輪枠獲得に大きく貢献した。世界選手権で過去3度銀メダルを獲得している鍵山選手にとっては悔しい結果となったが、「夢の舞台」と語る五輪で「優勝を目指し、心の底からスケートとオリンピックという特別な舞台を楽しみな洗練されていることがうかがえる。さらに、自らの原動力について「応援してくれる人への演技での恩返し」と「負けず嫌いな性格」という二つを挙げた。「周りのサポートもあり、諦めずにやってきたからこそ今があると実感しているので、うまくできない自分に負けたくないという思いがあります」と述べ、強い意志が感じられた。最後に小学生の頃から滑り続けている中京大学アイスアリーナの氷上で、これからも自分と戦い続けることを誓い、「五輪という夢の舞台に出場したい」と胸を張った。世界で活躍する選手たち!! かぎ やま ゆう ま鍵山優真(スポーツ科学部4年)2025 世界フィギュアスケート選手権大会 3位2024 全日本フィギュアスケート選手権大会 1位 まつ いけ り の松生理乃(スポーツ科学部3年)2024 グランプリシリーズスケートカナダ 2位2024 全日本フィギュアスケート選手権大会 5位©共同通信社©共同通信社©共同通信社©共同通信社Figure Skatingフィギュアスケート

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