日付 | 2020年1月21日(火) |
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講演者 | 環境省自然環境局総務課予算決算係長 楠本 浩史 氏 |
タイトル | 「環境省の仕事(国立公園の管理、温泉~立法の現場まで)」 |
場所 | 中京大学名古屋キャンパス9号館922教室 |
法学研究科では、2020年1月21日(火)14時55分より16時25分まで、名古屋キャンパス9号館922教室において、環境省自然環境局総務課予算決算係長の楠本浩史氏を講師にお招きし、「環境省の仕事(国立公園の管理、温泉~立法の現場まで)」と題する学術講演会を開催した。講演会には、院生・学生・教員などが参加し、楠本氏の講演に熱心に聞き入った。
楠本氏は、自己紹介ならびに環境省の概要に関する説明の後、前半はご自身の国会や不法投棄対策担当のご経験を交えながら公務員の仕事(法律・予算・施策)について、後半は温泉担当であったご経験を踏まえて温泉法(昭和23年制定)や国立公園満喫プロジェクト等にも言及しながら環境省の所管する国立公園の管理や温泉に関する施策について説明された。そして最後に、机に座っているだけが公務員ではなく、「外」とのつながりを持つことが重要であると結論付けられた。
楠本氏の環境省での仕事には国家公務員の仕事としてイメージされることの多い規制行政に関するものに加えて地方自治体や企業との連携を模索する業務もあった。そのため、現在の環境省、ひいては国家公務員のイメージそのものを再考させる点で、非常に有意義な講演であった。
(法学研究科主任 古川浩司)