教員一覧

溜 和敏 教授 TAMARI, Kazutoshi

メッセージ

世界一の人口大国となったインドの国際関係について研究をしていますが、授業では国際関係や安全保障の諸問題を幅広く扱います。

担当する講義科目では、おもに国際関係の学説を紹介しています。本学部の他の多くの授業とは異なり、国際機関や国際開発の現場を目指す学生を除けば、国際関係の学説が卒業後の仕事に直接的に役立つことはないかもしれません。 しかし、世界の大きな問題や課題について優れた先人の考えを知ることを通じて、世界の仕組みへの理解を深めるだけでなく、問題を分析する力や、課題に対処する知恵を得られると考えています。

プロフィール

研究室 14号館 317
担当科目 国際関係論、国際政治史、安全保障論
研究テーマ インドの国際関係
最終学歴 中央大学法学研究科博士後期課程
学位 博士(政治学)〔中央大学〕
所属学会 日本国際政治学会、日本南アジア学会、国際安全保障学会など

担当する
プロジェクト研究
について

世界の問題について探求します。学問分野で言うと国際関係論と国際開発論です。2年次と3年次では、文献講読を通じて、さまざまな問題を探究するための基礎的能力を養います。また、グループで研究課題に取り組み、発表する機会も設けます。4年次は、みなさんがそれぞれに関心を持った問題に関して、本格的な卒業論文を完成させてもらいます。

【普段の授業内容】
2年次 (春)分析の方法に関する文献講読とレポート作成、(秋)国際政治経済学の文献講読と合同ゼミナールへの取り組み。
3年次 (春)国際関係論の文献講読とレポート作成、(秋)国際政治史の文献講読と合同ゼミナールならびにプロジェクト研究報告会への取り組み。
4年次 (春)卒業研究に向けた先行研究の読み込みとリサーチ・デザイン(研究計画)の構築、(秋)卒業研究の完成。

主な研究業績

(単著)『なぜアメリカはインドに譲歩したのか:印米原子力協力協定への道』(中京大学総合政策研究叢書、第16号、2024年)
(共著書)Japan and its Partners in the Indo-Pacific: Engagements and Alignment (edited by Srabani Roy Choudhury, Routledge India: 2023)
(共著書)『これからのインド: 変貌する現代世界とモディ政権』(堀本武功ほか編、東京大学出版会、2021年)
(共著書)『現代日印関係入門』(堀本武功編、東京大学出版会、2017年)
研究業績詳細
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