大学院進学奨励学生制度

概要

「大学院進学奨励学生」(以下、「奨励学生」)とは、3年間の成績が特に優れた学生で、学部4年在学時に大学院の少人数でハイレベルな講義を受講する資格が認められた学生です。中京大学では法学部・法学研究科が最初に導入しました。

メリット

大学院進学時のメリット

大学院に進学する際および進学した後には、以下の優遇措置があります。

①大学院の特別選抜試験を受ける資格が得られます。

通常の大学院博士前期(修士)課程の入学試験

研究計画書の作成および口述(面接)試験に加え、「研究コース」の場合には外国語および専門科目の筆記試験、「専門コース」の場合には外国語(または論文科目)および専門科目の筆記試験が課せられます。

「奨励学生」が受験できる特別選抜試験

外国語や専門科目の筆記試験が免除され、研究計画書の作成および口述(面接)試験だけが課せられます。

②大学院を1年間で修了する資格が認められます。

学部4年在学時に「奨励学生」となり、特別選抜試験を経て大学院に入学すれば、通常では博士前期(修士)課程修了までに2年間かかるところを、1年間で修了する資格が得られます(2年間かけて修了することも可能)。いわゆる「飛び級」に近い制度ですが、学部を中退して大学院に進学するものとは異なり、学部卒業資格(学士)と大学院博士前期課程修了資格(修士)がともに得られるという特徴があります。

大学院進学奨励学生の進学・修了のイメージ

通常の4年生との比較

大学院に進学しなくても、通常の4年生に比べて以下のようなメリットがあります。

①院生研究室の利用

大学院生と同じ研究室に、大学院生と同じように占用できる机が用意されます。大学内に「居場所」を確保できるとともに、先輩大学院生や同期の奨励学生から日々学びの刺激を受けることができます。

②少人数教育による学力の向上

大学院の講義は学部の演習(ゼミ)よりもさらに少人数(通常10人未満、時には教員とマンツーマン)で開講されます。その分、講義の準備等は大変ですが、それを乗り越えることができれば、学力はメキメキと向上していくでしょう。

対象者

奨励学生になるためには、以下にあげる2つの方法があります。

①「総合成績優秀者」型:1~3年のGPAが2.6以上
②「専門分野特化優秀者」型:1~3年のGPAが2.3以上 かつ 法学部の演習科目(「専門演習Ⅰ(3年生ゼミ)」を含む2科目以上履修)のGPAが3.3以上

費用

奨励学生は大学院に科目等履修生として登録されるため、履修科目数に応じた履修料が別途かかりますが、履修料は通常の科目等履修生に比べて極めて低額に設定されています。また、大学院の特別選抜試験を受験する際の検定料も一般の入学試験受験者に比べて大幅に減額されます。

参考

これまでの大学院進学奨励学生制度の実績は以下の通りです(2021年1月現在)。

年度 2020 2019 2018 2017 2016 2015
奨励学生数 1 4 6 5 8 8
大学院進学者数 未定 1 3 0 1 4