法実践プログラム(LPP)

法実践講義Ⅱ-1(IR実践論)

この授業では、最初に、国際関係論(International Relations:IR)の主要課題である日本の人権外交、多文化共生及び難民支援に関する基礎知識を学んだ後に、国家公務員・地方公務員・NGO/NPO構成員・弁護士として、実際に日本の人権外交、多文化共生及び難民支援を実践してきた講師がそれぞれの関係する分野の現状と課題に関する講義を行い、授業内容に関する理解を深めさせました。

なお、2020年度の講師は以下の方々でした(授業回順:ご所属は授業当時のものです)。

  • 浅川晃広さん(名古屋大学大学院国際開発協力研究科講師、難民審査参与員)
  • 久富惠雄さん(公益社団法人 アムネスティインターナショナル日本)
  • 大西広之さん(法務省大阪法務局)
  • 橋本暁さん(特定非営利活動法人 名古屋難民支援室)
  • 川口直也さん(弁護士)
  • 宮崎真さん(弁護士)

履修者の感想(一部抜粋)

  • 近年メディアで取り上げられている入管行政について深く学ぶことができた。
  • グローバル化が進む日本において外国人は欠かせない存在となっており日本が国際社会における立場が分かった。また、実務の方から人権や難民、多文化共生を様々な立場からお話を聞く中で、日本国民の多くは死刑存置を選び国際社会の流れに逆行する形となっていること、日本が難民発生国の周辺国での受け入れを促進したいという考え方があること、多文化共生について愛知県の先進的な取り組みが全国から評価されていることなどが分かった。
  • 様々な立場の実務家の授業を聞くことで、一つのテーマを多角的に捉えることができた。

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