法実践プログラム(LPP)
法実践講義Ⅱ-2(日本の出入国在留管理)
この授業では、最初に、国際関係論(International Relations:IR)の主要課題である日本の出入国在留管理(多文化共生、難民支援を含む)に関する基礎知識を学んだ後に、国家公務員・地方公務員・弁護士・行政書士・NGO/NPO関係者として、実際に上記の分野に仕事として携わってきた講師がそれぞれの関係する分野の現状と課題に関する講義を行い、授業内容に関する理解を深めさせました。
なお、2024年度の講師は以下の方々でした(授業回順:ご所属は授業当時のものです)。
- 浅川晃広さん(ノーザンモースト行政書士事務所、難民審査参与員)
- 大西広之さん(法務省大阪法務局)
- 都築芳朗さん(愛知県 社会活動推進課 多文化共生推進室)
- 西川修平さん、サムソノバ・テチアナさん(名古屋市 国際交流課)
- 久富惠雄さん(公益社団法人 アムネスティインターナショナル日本)
- 羽田野真帆さん(特定非営利活動法人 名古屋難民支援室)
- 川口直也さん(弁護士)
- 宮崎真さん(弁護士)
履修者の声(一部抜粋)
- この授業は、他の授業とは異なり外部講師の方から貴重なお話を聴くことができます。突然ですが、「出入国管理行政の制度とは何か」や「難民認定制度とは何か」と聞かれた際、あなたならどのように答えますか?中々答えることが難しいと思います。この授業では外部講師の方がその説明を分かりやすくして下さります。また、本などで調べても出てこないようなこともこの授業では聴くことができます。このような体験を味わうことができるのはこの授業だけです。そして、新たな知識や考え方が身につき今後の自身の生活やキャリアに活かすことができます。
- 法実践講義Ⅱ‐2(国際関係)の特色としては、なんといってもやはり多様な専門家の方々のお話を一つの講義で味わうことが出来ることだ。また、入管法改正の是非など意見が割れる内容の講義でも、どちらか片方の意見を持つ講師の方をお呼びするのではなく双方の講師のお話を聞ける場を設け、両方の立場から考察することが出来る場を提供してくれる一種の「公平さ」も大きな魅力である。一つの問題を専門家と一緒に多角的にみる経験は他の講義ではなかなか味わうことはできないし、「現場」で動く人たちの生の声を聴ける点もこの講義をお勧めしたいポイントである。
- 実際の現場で働いている人など様々な講師の方のお話を聞くことができるため、自分にはない新たな価値観を学ぶことができます。出入国管理や難民問題など日本ではあまり馴染みのない問題ですが、実際の現場での体験や問題を聞くことができることから、法実践講義Ⅱ-2(国際関係)を受講することで、様々な考え方に触れることで自分の視野が広がり、受講する前よりも国際的な問題に関心を持って考えることができるようになります。
- 本講義は、現場で働く方々から直接話を聞くことで、本やネットだけでは得られない、生きた情報を知ることができる点が最大の魅力です。地方自治体、NPO、個人で活動されている方など、様々な立場の方々から、メディアの偏向がない生の声を聞くことで、多角的な視点を養うことができます。また、情報過多の時代において、自ら情報を精査する必要性を理解し、力を身につける貴重な機会でもあります。国際関係を学びたい方はもちろん、社会でも役立つ力を身につけたい方はぜひ受講することをお薦めします。
- 法実践講義Ⅱー2の授業では、国際関係について様々な立場の方からのお話を聞くことができます。自分は国際関係を深く調べることがあまりなく、知識もニュースで得たものくらいしかありませんでした。しかし、この講義を受講して、ニュースからの情報が本当に正しいのか検討する姿勢を身に着けることができました。1つの問題に対して、様々な視点から検討し、視野を広げることができるので、非常にお勧めの講義です。
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