ゼミ紹介

土岐孝宏ゼミ(商法・保険法)

担当教員からのひとこと

社会には、前人未到の難解な問題が山積しています。それは国家レベルの話でもあり、もっと身近には、例えば、就職した先の会社内部での、あるいは、もっと個人的に家庭内部での話でもあります。社会に出れば、先生はいません。自分で問題は解決しなければならないのです。私のゼミナールでは、それに対応できる、問題解決能力の獲得に力を入れています。
ところで、問題は、単にそれを解決すればよいのではなく、解決へのアプローチも重要になります。もっとも合理的、効率的な方法は何なのか、ゼミでは、解決への美しさも追求していきます。
そして、学修を離れれば、ゼミは、多様な人との出会いの場であり、それぞれの人間性を育む場でもあります。ゼミの同級生は、選考の結果、ある意味で無機質な大学の中、偶然にも同じ時間を長く過ごすことになった人たちであります。その偶然がなければ、声すらもかけなかったであろう人たちと一緒になる、趣味嗜好が同じ友達やテニスサークル仲間とはワケがちがう、それがゼミです。土岐ゼミでは、社会の縮図というべきコミニティーの中で、多様性を認めながら協調性を養う、そんな人間力の獲得も重視しています。

専門演習Ⅰ(3年生ゼミ)

<テーマ> 保険法・企業取引法の研究
ゼミの内容

ゼミでは、商取引法、保険法の判例研究をしています。主に企業間取引に生じた、最近の紛争例(判例)を用いて、その利害調整のあり方について検討します。
専門演習Ⅰとセット履修(必修)の先端研究演習では、いまだわが国に紹介されていない英国の保険判例を全員で講読したり、今、国会に審議中である法改正にかかわるテーマについて議論したり、まさに最先端の研究が行われます。同時に、就職活動に向けた支援もキャリア教育を通じて行われます。

ゼミ生の声

ゼミ生の写真
2012年度
「専門演習Ⅰ
(3年生ゼミ)」
ゼミ生 滝沢 真未

「法律は不変のものではない、常に変化し続ける」。私は、この先生の言葉に惹かれ、土岐ゼミに入ることを決めました。
今、私たちは、商法、とくに保険法の分野の判例研究のため、判事、被告、原告に分かれ、模擬裁判を行っています。その中で、法律が実社会に応じて柔軟に変化し、対応しているさまを、身をもって感じ、また、どうあるべきかを考える癖が自然と身についていることに気付かされれています。
ゼミとは、ただの週1回の集まりではなく、学生生活における交友関係や勉強面の中心軸であると感じています。ゼミに入り、よい仲間を作ることで学生生活が変わってくると言っても過言ではありません。
私たちのゼミは、土岐先生の温かく親しみやすい人柄で、いつもほのぼのとした雰囲気につつまれています。
定期的に開かれる、社会人も含めた食事会、全学年BBQ、サッカーなど、私たちが企画した案には何でも応援してくれる先生。「よく学び、よく遊ぶ」をモットーに、のびのびとしたとても仲の良い楽しいゼミです。

専門演習Ⅱ(4年生ゼミ)

<テーマ> 保険法・企業取引法の研究
ゼミの内容

ゼミでは、主に企業取引法の研究を行います。消費者契約法など、周辺領域の法も研究対象とすることがあります。
商事売買、フランチャイズ契約、ファイナンス・リース、国際海上物品運送、航空運送、倉庫寄託、保険、旅行業など、様々な商事取引にかかる重要な判例を素材に、企業活動に深くかかわる法律知識を基礎から学びます。

ゼミ生の声

ゼミ生の写真
2024年度
「専門演習Ⅱ
(4年生ゼミ)」
ゼミ生 井狩 瑠奈

わたしは、四年間、土岐ゼミで学び、活動したおかげで、胸を張って社会人になることができると断言できます。以下、この自信を裏付ける体験談を三つ紹介します。
第一は、商法を学ぶことができたということです。これによって、わたしは、自分や周りの大切な人を守る武器を身につけることができるようになりました。わたしは、先日、終身保険契約における転換時の説明義務違反についての研究成果を発表し、身近に潜む保険契約の転換にかかわるリスクに対して危機感を持つことができました。また、専門性の深さから多角的視野を持つこともでき、裁判所の判断は本当に正しい判断なのか、仲間と肩を寄せ合い考えることを通じて問題解決能力を養うことができ、社会に出たあともゼミで身につけた知識と力で戦う自信がつきました。
第二に、ゼミでは、ゼミ生一人一人に対しての手厚い就職活動の支援がありました。三年時の先端研究演習では、就活において基本となるESの添削が行われます。早い者勝ちの風潮がある今日の就活市場に出遅れることもなく、第一志望企業に近づくことが可能となりました。また、OBOG訪問ではその業界で実際に働く先輩方の生の声を聞くことで、視野を広げるきっかけにもなりました。
第三に、土岐ゼミでの活動は、わたしにとって、人と人とを結ぶ架け橋のような存在で、これを通じて人間力にも磨きをかけることができました。なんと土岐ゼミでは年間で四回ものスポーツ実習があり、学年を越えて交流を深めることができます。コロナ禍真っ只中に入学したわたしにとって、土岐ゼミでのスポーツ実習は唯一、大学生らしい楽しい思い出を作る機会でした。卒業間近である今、四年間を振り返ると、ゼミ飲み会やゼミ旅行など、十人十色の仲間たちや先生との関わりを通して、協調性を身につけながら大学生を謳歌できたと実感しています。
このように、わたしは、社会人として必要不可欠な思考力、人間力、ともに土岐ゼミで磨き上げることができました。

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