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教員紹介

臨床心理学領域

神谷 栄治

Kamiya Eiji

私たちとともに、
人の心のしくみや、はたらきについて
探究していきませんか。
意欲あるみなさんが
私たち学部の一員に加わられることを
心から待ち望んでいます。

プロフィール

東京都立大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。公認心理師、臨床心理士、日本精神分析学会認定心理療法士。

領域
臨床心理学領域
職名
教授
研究室
3号館別館 4F
担当科目
パーソナリティ心理学、心理学課題演習1・2、心理アセスメント実習2、卒業研究、臨床心理査定演習1
専門分野
臨床心理学(心理アセスメント、心理療法、臨床心理的援助)
指導
学部ゼミおよび大学院博士前期課程・後期課程の指導あり
所属学会
日本心理臨床学会、日本精神分析学会
神谷 栄治

ゼミの紹介(臨床心理学領域)

ゼミでの研究領域の中心は、パーソナリティ分野や臨床心理学に近い分野です。たとえばある年度のゼミでは、各学生に興味ある論文やテーマを選んでもらい取り上げていきましたが、そのテーマは次のようなものでした。「統合失調症のイメージについて」「境界性パーソナリティ障害と家族」「大学生のジェンダー意識」「対人恐怖」「ストレスと対処」「配偶者に先立たれた人の幻覚的体験」「かつて養護施設で暮らした経験のある青年の社会・家族関係」など。

ゼミの進め方は、まず発表者がレジメを元にしてテーマを発表し、質問やディスカッションを加えていき、教員がそれに補足するというやり方です。参加する学生は学期の間、複数回、発表することになります。また、先輩の修士論文や卒業論文の研究に、被験者としての参加協力をおこなうこともあります。

教員から学生へのメッセージ

神谷 栄治

学部生の段階では、いろいろな制約があり、臨床的な研究を理解し実施することは難しい面があります。また、特に臨床心理学的研究ではそうですが、自然科学の方法論の枠組みにはおさまりにくく、一般性のある正解や結論にほとんどたどりつけないことが少なくありません。しかしそこに研究の醍醐味があるのです。

受け身的に学ぶ姿勢ではゼミに参加しても得るところが少ないと思います。限界や曖昧さに身を置きながら、人や現象と相互作用しつつ、何かを得ようとする姿勢を持つことを期待しています。このゼミでは、「すでにある知識を得て身につける」というよりも、「知識へのとり組み方」を体験的に学ぶことを目指しているということができます。

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