大学と地域社会連携のための研究・教育モデルの構築

大学と地域社会との相互成長のための当事者参加型の
実践的な研究・教育モデルの構築

活動記録

20年後の私たちの地域社会のために

シンポジウム
「大学×地域 しゃべり場
20年後の私たちの地域社会のために」開催
2016年7月11日(月) 18:00~
場所:名古屋キャンパス センタービル2階 ヤマテホール

研究組織

氏  名 個別参加テーマ
渋谷 努(研究代表者) 大学とNGOとの相互協力による研究・教育モデルの構築
桑原 英明 大学と行政との相互協力による研究・教育モデルの構築
成元 哲 大学と社会運動との相互協力による研究・教育モデルの構築
三浦 綾希子 大学とNGOとの相互協力による研究・教育モデルの構築
石川 真作 大学とNGOとの相互協力による研究・教育モデルの構築
金 敬黙 大学とNGOとの相互協力による研究・教育モデルの構築

研究調査期間・場所

研究調査期間 : 2015年4月~2018年3月
場所 : 社会科学研究所を拠点として、愛知県内における大学と地域社会の相互成長のための当事者参加型の実践的な研究・教育モデルの構築に関する研究を行う。

研究目的

 大学の教育力と研究力を向上していく上で、地域社会の資源を活かす効果的な仕組みは必要不可欠な要素となっている。同様に、地域社会の問題解決力を向上していく上で、行政・企業・NPO/NGO・社会運動などが大学の資源を活かしていく仕組みは重要な要素となっている。しかしながら、日本では、欧米と比べて、大学と地域社会の様々なアクターが持続的な相互協力の関係を創り上げることで、大学の教育力と研究力を向上し、地域社会の問題解決力を高めることに関する問題意識が弱く、さらにそのような関係についての研究もなされていないのが現状である。
 そこで本研究では、海外の事例を参照にしつつ、地域社会の資源を活かすことで大学の教育力と研究力を向上させた日本の事例についての研究や、大学の資源を活かして地域社会のそれぞれのアクターが問題解決力を意図した事例について、愛知県内でフィールドを定め実践的に研究を行っていきたい。さらに、こうした研究の成果として、大学の教育プログラムと研究機構のあり方に関する提案をも行っていきたい。

研究計画

1.大学の地域社会貢献活動についての研究  
  ①大学の資源を生かした地方自治体・企業・NPO/NGO・社会運動との
    パートナシップに関するケースの収集および実践  
  ②大学の地域社会貢献活動に関わる関係者におけるガバナンスのあり方に関する研究

2.地域社会の資源を活かした教育プログラムに関する研究  
  ①地域社会の資源を活かした大学の人材育成プログラムについての
    ケースの収集および分析  
  ②現場の実践知を反映した授業カリキュラムについての研究

3.渋谷研究員、金研究員、三浦研究員、石川研究員は大学とNGOとの相互協力の仕組みに関して研究し、桑原研究員は大学と行政との相互協力の仕組みに関する研究を行う。羅研究員は大学とNPOおよび社会的企業との相互協力の仕組みに関する研究を担当する。成研究員は大学と社会運動との相互協力の仕組みを担当する。

4.研究が終わる2018年には研究成果をまとめ、出版を行う。