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氏 名 | 個別参加テーマ |
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來田 享子(研究代表者) | オリンピックから考える学際研究の方法論 |
亀井 哲也 | オリンピックから考える博物館 |
冨田 幸祐 | オリンピック・アーカイブズの作成と公開 |
木村 華織 | オリンピックから考えるジェンダー |
建石真公子 | オリンピックから考える20世紀初頭の人権の国際的保障というアイディア |
石川美紀子 |
調査期間 : 2024年4月~2027年3月
調査場所 : ①公的フィルムライブラリー(国立映画アーカイブ他)、②神戸映画資料館等の民間フィルムライブラリー、③NHK・各種映像制作会社(朝日、日映、毎日等)、④日本オリンピックミュージアム(JOM)、日本スポーツ協会資料室、秩父宮記念スポーツ博物館に保存されている映像史料の収集・インデックスの付与・アーカイブ化を目指す。
本研究の目標は、スポーツを通じて日本人の身体的な「動き」がどのように構築されてきたのかを、スポーツ映像資料に基づくバイオメカニクス分析と文献資料に基づく歴史研究の手法とを融合させて明らかにすることである。具体的には、【1】「スポーツに固有の”動き”を把握するとともに、その動きが実践された際の時代や社会を探求し得る情報を加味した資料」としてスポーツ映像資料を定義し、特に戦前期の日本人アスリートのスポーツ映像資料を収集・アーカイブ化する。【2】写真や図解では分析することができなかった「動き」をバイオメカニクスの手法を用いて分析・可視化する。そして、分析・可視化した結果を、文献資料に基づいて考証することで学術的理解を深化させる。【3】研究成果を市民一般に公開し、スポーツ文化の継承への貢献可能性を探求する。
本研究で明らかにする内容は、身体の動きに関する歴史的な知見を通して近代社会への理解を深め、批判的思考を促しながらスポーツ文化を継承するという社会的波及効果をもたらすことを第一義とする。以下の【1】から【3】までを研究期間内において相互に関連・往還させながら研究を進める。
【1】戦前期のスポーツ映像資料の収集とデータベースの作成
【2】スポーツ映像資料のバイオメカニクス分析と検証
【3】ミュージアム等を通じた市民への研究成果の還元