日本の国境警備論の構築

日本の国境警備論の構築に向けて

活動記録

<プロジェクト関連イベント>
2016年10月25日(火)
『ボーダーで暮らすこと 環境・観光・地域から問う』

下記サイトよりアクセス可能です。
http://src-hokudai-ac.jp/jibsn/images/oga1025a.pdf

くにざかい・地域・ツーリズム

公開研究会
「くにざかい・地域・ツーリズム」開催
2016年6月18日(土) 14:30~17:30
場所:中京大学名古屋キャンパス9号館922教室

講演録掲載サイトはこちら
http://src-hokudai-ac.jp/jibsn/report/JIBSN13.pdf

研究組織

氏  名 個別参加テーマ
佐道 明広(研究代表者) 安全保障論から見た日本の国境警備論
檀上 弘文 領海警備法制から見た日本の国境警備論
古川 浩司 境界地域研究から見た日本の国境警備論
松谷 満 社会意識論から見た日本の国境警備論
大西 広之 出入国管理政策から見た日本の国境警備論
森山 亜美 入国管理法制から見た日本の国境警備論

研究調査期間・場所

調査期間 : 3年
1.中京大学社会科学研究所(研究会を年3回程度)
2.現地調査

研究目的

 本プロジェクトは、近年、尖閣諸島周辺海域をはじめ国境警備に関する報道がなされる中で、その解決はもとより、その実態すらほとんど明らかにされている日本の国境警備に関する研究基盤を構築し、中央政府に対して政策提言することを目的としている。具体的には、平時でも有事でもない「グレーゾーン」事態が大いに想定される現状において、「日本の国境警備に対する関係する地方自治体や漁業団体のニーズ」とそれに対する関係機関の対応を踏まえつつ、「警察機関である海上保安庁と防衛機関である自衛隊の協力関係はいかにあるべきか」といった現状の国境警備に関する課題に答えるために、日本の国境警備の政策課題を、実務者の意見や海外の事例も交えながら、安全保障論、刑事訴訟法、境界地域研究、行政法、社会学などの視点から複合的に分析・検討することで、まずは日本の国境警備論の構築を図りたい。

研究計画

【平成27年度】
 海外の国境警備政策と比較しながら、日本の国境警備に関する現状及び課題を確認するために、研究会を開催すると同時に、国内外の関係機関において日本の国境警備に関する資料収集を行う。

【平成28年度】
 前年度と同様に、日本の国境警備に関する研究会を開催すると同時に、国内外の関係機関において日本の国境警備に関する資料収集を行う。

【平成29年度】
 資料収集及び検証作業の結果を整理し、事前に設定した仮説、課題、疑問と対照しながら分析し、日本の国境警備論を構築する準備を行う。

備考

 研究会は、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター境界研究ユニット(UBRJ)やボーダースタディーズ北米研究部会と連携を視野に入れて開催する予定である。