中京大学と松阪市が連携・協力協定を締結
政策提案やインターンシップなど相互に地域振興と人材育成

サインした協定書を持つ北川学長(左)と山中市長
サインした協定書を持つ北川学長(左)と山中市長

 

 中京大学と松阪市は「人材育成と地域振興」に関する協定を結ぶこととなり、4月14日、松阪市役所で締結式を行った。本学と自治体の連携・協力協定は豊田市に続き2件目。17日には特別講師として山中光茂市長が本学を訪れ、総合政策学部の授業「社会人基礎力講座」で、市民が役割と責任を持つまちづくりをテーマに講義する。

 山中市長は、「中京大学を運営する梅村学園は、これまでも三重高等学校、三重中学校、梅村幼稚園で地域の若者を育成し、多くの卒業生が市や市内の企業で活躍している。協定がこれからの地域づくりのスタートラインになるとうれしい」とあいさつ。大学生の人材育成にも、市として関わっていきたいと抱負を述べた。

 北川薫学長は、「梅村学園の学校があるゆかり深い地で、本学をパートナーに指名いただきありがたい。11学部11研究科の視点から、松阪市の発展に少しでも助力していきたい」と話した。

山中市長(右)を表敬訪問した梅村理事長
山中市長(右)を表敬訪問した梅村理事長

 協定締結に先立ち、昨年実施された松阪市の政策立案コンテスト「未来松阪市」で総合政策学部桑原プロジェクト研究(指導教員:桑原英明教授)のチームが最優秀賞を受賞している。同チームが提案した、特産品のブランド化を進める部署「MADE IN まつさ課」は4月に新設され、予想を上回る問い合わせがあるという。

 協定により、こうした政策提案などの学術協力や、社会学や人文学から見たスポーツ振興、市役所でのインターンシップに本学学生が参加するなどの相互効果が期待されている。

 同日、梅村清英理事長が山中市長を表敬訪問。山中市長が「文化や歴史ある観光地を目指すためには、市民に背景を知ってもらう必要がある」と話すと、梅村理事長は、「今年度、本学は歴史文化学科を新設した。地域の歴史を理解する若者の育成に力を入れている」と応じていた。

松阪市ホームページでも紹介されています。

2014/04/15

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