教授
大池 茂樹(おおいけ しげき)
教授 大池 茂樹(おおいけ しげき)

自己紹介/プロフィール

専門は書道で、日展などの書道展で作家活動を行っている。名古屋大学では国文学、愛知教育大学大学院では漢文学を専攻。皇學館大学講師・助教授、愛知学院大学助教授を経て本学に着任。研究分野は書道教育及び書道文化。

学会・公職活動

名古屋大学国語国文学会、書論研究会、書学書道史学会、日展、謙慎書道会、読売書法会、公益社団法人中部日本書道会、公益財団法人晴嵐館、江南市美術展

主な著書・論文

■論文:
「書の創作についての一考察―高等学校芸術科書道の授業を中心として―」(単著 2008.3)
「王鐸の「動」字についての一考察」(単著 2012.3)
「高等学校「書道」における臨書指導についての一考察―「形臨」について―」(単著 2012.3)
「書道の鑑賞と表現」(単著 2016.3)
「高等学校芸術科書道における「漢字仮名交じりの書」についての一考察」(単著 2018.2)
「小中学校国語科書写から高等学校芸術科書道への接続」(単著 2018.3)

■作品:
「蘇東坡詩 荊州」(単独 謙慎書道展 2017)
「常倫詩」(単独 轟友会書展 轟友会書展大賞 2017)
「梶井基次郎 檸檬より」(単独 読売書法展 讀賣準大賞 2017)
「萩原朔太郎 漂泊者の歌より」(単独 改組新日展 入選 2017)
「李白詩」(単独 愛知県・江蘇省友好書道展(南京)2017)

教職課程(書道)

本学部の日本文学科と言語表現学科では、書道の高等学校教員免許状を取得できます。書道関係の授業として、書道1(書写)・書道2(漢字)・書道3(かな)・書道4(かな創作)・書道5(漢字創作)・書道史・書論・書学・書道科教育法などが開設されています。

ゼミ紹介

Seminar
大池 茂樹ゼミ
このゼミナールでは、漢字・かな・活字といった文字やその文化について、研究テーマとして取り扱う。書道の実技実習も取り入れる。
書道に関するさまざまな学問、つまり書論、書道史、能書家、名品名蹟、漢字や仮名文字、専門用語、書道用具、書写書道教育、書道の思想、歴史、伝統文化を通じ、探求収集した資料をまとめあげる力を養う。

主な卒業研究タイトル
●楚系肉筆資料に見る書風の分析―─書体変遷の萌芽について─―
●書写書道教育についての考察―─新学習指導要領告示を受けて─―
●西川寧の楷書
●呉昌碩と石鼓文―─生いたちと出会い―─

書道卒業展
出品者数:15名(賛助出品6名)合計21名
作品点数:卒業生50点(臨書28点・創作22点)
作品の寸法:半切・全紙・二科サイズ・2×6尺・2.6×6尺・2×8尺・4×4尺・篆刻

名古屋市博物館(2018.1.16~21)