-
教授
甘露 純規(かんろ じゅんき)
自己紹介/プロフィール
主な研究テーマは盗作事件の歴史。事件の裏側にうごめく人々の思惑、その文化的な背景を解明する面白さにひかれ、研究をはじめた。最近は記憶術・忘却術の歴史にも興味をもち、研究をすすめている。
学会・公職活動
日本文学協会、日本近代文学会、日本出版学会、日本比較文学会、メディア史研究会
主な著書・論文
■著書:『剽窃の文学史 オリジナリティの近代』(H23.12)
■論文:「江戸の記憶術と忘却術-青水先生『物覚秘伝』と建部綾足『古今物わすれ』-」(H22.5)など
ゼミ紹介
-
甘露 純規ゼミ
このゼミでは、近代日本における出版と出版文化について、出版物の特性・法制度・受容のあり方などの視点から研究を行う。合わせて出版物の内容面からも、表現の仕掛けなどについて研究する。3年次では、近代日本における出版・出版文化の歴史的展開を理解するとともに、出版物の特性・内容などを研究対象として、文献調査・レジュメの作成、発表と議論など、ゼミナールにおける必須のスキルを身につける。4年次では、3年次の卒業研究ゼミナールで学んだ技術や方法を基礎に、卒業論文作成にむけて具体的に指導する。学術的な論文とはどのようなものなのかを十分に理解し、論文を書く上で必要なルールについて、諸事例をひきながら指導する。
主な卒業研究タイトル
●「出版不況とヴィレッジヴァンガードの人気」
●「金原ひとみと綿矢りさの宣伝戦略」
●「ケセン訳聖書と新共同訳聖書の比較研究」