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准教授
小早川 道子(こばやかわ みちこ)
自己紹介/プロフィール
愛知県出身。愛知県史編さん室勤務を経て、2014年度本学に着任。専門は日本民俗学。主に愛知県下の年中行事に関わる民俗について調査・研究活動をおこなっている。近年は伊勢湾周辺のボラに関する魚食文化について研究を進めているほか、日進市周辺の「お月見どろぼう」などにも注目している。古老からの聞き取り等、フィールドワークをもとにした従来の民俗学的手法とあわせて、文献資料を使った民俗研究も模索している。
学会・公職活動
日本民俗学会、名古屋民俗研究会、名古屋郷土文化会、日本風俗史学会、まつり同好会
豊田市史総集編部会民俗班執筆協力員、日進市文化財保護審議会委員
豊橋市二川宿本陣資料館専門委員会委員、半田市文化財専門委員
主な著書・論文
『新編知立市史7 資料編 民俗』(共著)知立市、2019年
『新修豊田市史17 別編 民俗Ⅲ 民俗の諸相』(共著)豊田市、2017
「「お月見どろぼう」の現状と研究視点」『中京大学文学部紀要』第51巻第1号、中京大学文学部、2016
『日進市史 民俗編』(共著)日進市、2015年
『新修豊田市史16 別編 民俗2 平地のくらし」(共著)豊田市、2015
「西三河平野部の『祭り魚』―ボラの地位と利用の変化について」『中京大学文学会論叢』第1号、中京大学文学会、2015
『新修豊田市史15 別編 民俗1 山地のくらし」(共著)豊田市、2013
『愛知県史 別編 民俗1 総論』(共著)愛知県、2011
『愛知県史 別編 民俗2 尾張』(共著)愛知県、2008
「尾張北部・東部の年中行事と農事暦」『愛知県史民俗調査報告書5 犬山・尾張東部』愛知県、2002
「津島御師の廻檀活動」 『愛知県史民俗調査報告書4 津島・尾張東部』愛知県、2001
ゼミ紹介
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小早川 道子ゼミ
小早川ゼミでは、フィールドワークを中心とした民俗研究を行っています。フィールドワークを実施するには、まずテーマに関する予備知識が不可欠です。そのため、フィールドワークに臨む前に、文献などを使って、テーマについて徹底的に調べ上げます。フィールドワークと文献調査の併用が、小早川ゼミの特徴です。2019年度は、2016年度に続いて日進市や名古屋市、三重県東員町などで行われている「お月見どろぼう」の調査を6地区で行い、報告集をまとめました。今後も毎年テーマを設定し、地元自治体などとも連携して、フィールドワークを実施したいと考えています。フィールドワークを通して、民俗調査の方法や、民俗の継承・活用などについて考える力を身につけることを目標にしています。
主な卒業研究タイトル
●「御神酒上げ」の民俗―岩手県岩手郡葛巻町元木地区を例に―
●宿帳から見る下呂温泉
●カキ養殖をめぐる民俗
●西陣織の糸染技術と民俗
●ペット葬儀からみる供養の意味
●「モノ供養」からみた「モノ」への意識
●猩々と大人形
●駆け馬の民俗―高浜おまんと祭りを中心に―