授業改善のためのアンケート Q&A集

Q1. このアンケートの目的は何ですか?

A1. この「授業改善のためのアンケート」は、その名の通り、中京大学で行われるすべての授業をより良いものへと導くことを目的としており、それを達成するための重要な手段として位置づけられています。なぜなら、授業改善を実現するためには、実際に授業を受けている皆さんから「良い学びができたかどうか」についての率直な意見を聞くことが大切だと考えているからです。

Q2. アンケートの実施主体は誰ですか?

A2. 「授業改善のためのアンケート」は、中京大学の全学的組織である教育推進センターが実施しています。中京大学では授業改善を最重要課題として位置付け、教育推進センターを中心に、組織的なFD(Faculty Developmentの略、大学教員組織の教育能力を向上の意味)活動に取り組んでいます。したがって、皆さんから寄せられた貴重な意見やアンケート結果は、授業担当者が自身を振り返るためだけではなく、科目を開講する学部や大学全体の教育の改善の参考として検討されます。

Q3. なぜすべての授業でアンケートは行わないのですか?

A3. 毎学期すべての授業でアンケートを実施するのが、本来の目的からすれば好ましいかも知れません。しかし、その方法では学生の皆さんの負担が極めて大きくなることと事務的な処理が膨大になることから、学期ごとに実施科目を定めて少なくとも各教員が一科目以上を実施することで、2、3年のうちにすべての授業についてアンケートを実施できるように計画しています。
なお、語学科目など通年開講の科目のアンケートが秋学期に実施されることと、科目選定ルールの関係で、一部の学生に多くのアンケートが集中する可能性があることをご了承ください。

Q4. 授業の改善は誰が行うのですか?

A4. 皆さんからの意見を受けた授業改善は、まずは、その授業を担当する教員が行い、次の学期以降の授業運営や計画の策定に役立てることにしています。また、さらに学部として授業のあり方や、クラス編成、カリキュラムを見直す材料として用いるほか、大学全体としても教育環境や教授方法の向上を目指すべく情報を共有し、改善を図る手がかりとします。
教育推進センターでは「良い授業」は教員と学生が共同で作り上げるものだと捉えています。したがって、もう一方の主役である学生の皆さんにも常日頃から授業に対して準備を怠らずに主体的な姿勢で授業に取り組んで欲しいと思っています。さらに、「授業改善のためのアンケート」についても、無責任な記述を慎み、建設的な意見を寄せて頂くようお願いいたします。

Q5. 質問項目が少ないのではないですか?

A5. アンケート質問項目(質問内容)は、時間をかけて議論を重ねて決めたものであることをまずはご了解ください。項目については、授業改善のヒントを得るとともに、学生の皆さんの負担が過多にならないように調整したつもりです。アンケートでは毎学期のデータを蓄積して経年変化を見る必要もあることから、しばらくこの形で進める予定ですが、並行してより良いものにすべく検討を続けていきます。

Q6. もっと早い段階でアンケートをして、今受けている授業を改善するようにはできないのですか?

A6. そのような意見もよく理解できますが、「授業改善のためのアンケート」は、基本的に大学組織全体として統一的な方法で授業をふり返り、組織的な改善活動を通じて授業の質を高めることを主に目指しています。したがって、アンケートに回答した学生の皆さんに直接フィードバックされる訳ではありませんが、先に授業を受けた先輩の意見が現在の授業にも活かされていることを理解し、後輩のために協力をお願いしたいと思います。
なお、教育推進センターとしては、現在進行中の授業の改善に役立つ方法として、教員に小テストやコミュニケーションシートなどの積極的な活用を推奨していきたいと考えています。

Q7. 授業時間を使ってアンケートをする意味はあるのですか?

A7. 授業は大学教育の根幹をなすものであり、授業時間がとても大切なものであることは言うまでもありません。しかしその一方で、授業改善の努力により、ひとつひとつの授業の中身を充実させることで受講生がより充実した学びができるようにすることも、長い目で見た場合には同じように重要なことだと考えています。

Q8. アンケート結果はどのように活用されるのですか?

A8. 学生の皆さんから寄せられた意見やアンケートの集計結果は、次のように活用が計画されています。

授業担当者

学生から寄せられた意見や集計結果を参考に現在の授業に対する認識を深め、授業改善や授業方法向上のためのアクションプランを作成し、次学期以降にそれらを実践する。

学部

学生から寄せられた意見や集計結果をもとに、学部全体としてカリキュラムの改善や授業方法向上のためのアクションプランを作成し、改善に向けた取り組みを行う。

大学全体

アンケートの実施結果を集約し、報告書に取りまとめるとともに、学生からの授業支援環境や「授業改善のためのアンケート」への意見を踏まえ、学内の関係部局や教育推進センターにおいて授業環境とアンケート方法の改善を目指して実行する。

Q9. アンケート結果は公表されるのですか?

A9. アンケートの集計結果や授業担当者の自己点検・評価報告書は次のとおり公表します。

授業担当者

アンケート結果とともに、自己点検・評価報告書をWEBにて公開する。
※現在、学内のWEB環境(CHUKYO MaNaBo)において公開しています。

授業アンケート点検・評価報告書(CHUKYO MaNaBo)

学部・大学全体

「授業改善のためのアンケート」についての振り返りと今後の活動計画をFD活動報告等で公表する。

●「FD活動報告」はこちら
FD活動報告

●「授業環境に関するアンケート学生の皆さんからのコメントへの回答」はこちら
学生の皆さんからのコメント回答

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