図書館活用ガイド(レポート・論文作成)

中京大学図書館にはみなさんの学習・研究をサポートするためのさまざまなツールを用意しています。
「論文・レポートってどうやって書けばいいの?」「どんなときにどのツールを使えばいいのかわからない...!」
そんな時はこのページを参考にしてみてください。

STEP① まずは、レポート課題・研究テーマについて調べよう(研究テーマの調査)

まずは、レポートの課題や研究テーマについて、関連する書籍やジャーナル論文を検索してみましょう。
研究トピックに関する情報や背景知識を獲得し、テーマを深く理解することで、文献を調査するときのキーワードの選定やデータベースの選択などが上手にできるようになり、文献調査の効率もアップします。

図書館員のおすすめ
辞書・辞典 (レファレンス・ブック)
各図書館には辞書・辞典・百科事典を集めたレファレンスコーナーがあります。
百科事典をヒントに、テーマに関する文献検索のためのキーワードを集めてみましょう。
中京大学図書館にどんな辞書・事典があるのかは、中京大学OPACで検索することができます。
自宅からでも利用可能なオンラインの辞書・事典が大変便利です。
本学契約のオンライン百科事典「JapanKnowledge」でテーマについて調べてみましょう。
検索窓にキーワードを入力することで、複数の辞書・事典を一括検索することができます。
インターネット上の真偽不詳の情報ではなく、専門家によって裏付け・保証された確かな情報なので、安心してレポート・論文の根拠とすることができます。
国立国会図書館が提供する「調べ方」案内サイト。気になるテーマやキーワードでぜひ検索してみてください。キーワードに関連する調べものについて、調査のポイントや参考になる資料、便利なデータベース、使えるWebサイト、関係する機関などを知ることができる、大変便利なデータベースです。

STEP② テーマについて書かれた本・雑誌記事・論文を読んでみよう(関連文献の収集)

事前調査で集めたキーワードを使って、そのテーマに関する、どんな文献があるのかを探してみましょう。
集めた資料を読み込み、比較することで、テーマについて深く理解したり、話題になっているトピックを確認できます。
自分と似た研究をしている人の論文や、先行研究の内容を知ることで、自分の研究の目的や仮説、方法論を整理しましょう。

図書館員のおすすめ
中京大学OPAC(図書館蔵書検索システム)
OPACとは、Online Public Access Catalogの略で、オンラインで一般公開されたカタログのことです。
中京大学にある資料を、書名やキーワード等を使って検索できます。
目当ての本が見つからないときも、すぐに諦めず、検索するキーワードを言い換えたりすることで上手に検索してみましょう。
中京大学内に限らず、テーマやキーワードに関する本や雑誌を探したい時は、CiNii Booksで検索してみましょう。全国、他大学図書館等にある資料を一括検索できます。他大学に利用したい資料があったときは、中京大学のレファレンスカウンターで複写・貸出について相談してみてください。
国立国会図書館が提供している目録検索システムです。国立国会図書館には、日本国内で発行されたほとんどの出版物が集められています。中京大学OPACやCiNii Booksで探している資料が見つからないときは、ぜひここで検索してみてください。
CiNii Researchでは、テーマやキーワードに関する記事・論文を探すことができます(主に国内文献)。
図書としてまとめられる前段階の、最新の調査成果や研究論文をチェックすることができます。
クリブサーチの検索BOXにキーワードを入力すれば、国内外の記事・学術論文をワンクリックで一括検索することができます。中京大学で利用できる電子リソース(電子ブック・電子ジャーナル等)がヒットした場合には、検索結果から本文が読める画面までのナビゲート機能もついており、文献検索と本文閲覧までをスムーズに進められます。
新聞の掲載記事も、記者の取材を経て発信される信頼性の高い学術情報として扱うことができます。
政治・経済・企業情報、事件・事故情報、文化・スポーツニュース等、取り扱う分野も幅広く、その情報の発生日時・場所なども貴重な情報として役立ちます。
中京大学でも複数社の新聞データベースを契約しており、電子リソース一覧から利用することができます。
判例・法令データベース
法理情報や、裁判情報・判例などを調べたいときは、判例・法令の専門データベースを利用すると便利です。
事件名や裁判所、日時などに関連する学術文献・法令・判例を調べることができます。
中京大学でも複数社の専門データベースを契約しており、電子リソース一覧から利用することができます。
電子リソース一覧検索BOXで「法令」「判例」等と検索してみてください。
例:「LEX/DBインターネット」 等
日本文学に関する資料の総合的な調査研究・収集を行う研究機関「国文学研究資料館」が提供する日本文学研究論文の総合目録データベースです。国文学研究資料館で所蔵している日本国内で発表された雑誌紀要単行本(論文集)等に収められた、明治以降の日本文学・日本語学・国語教育の研究論文に関する情報を検索できます。

STEP③ データを収集・分析しよう(データの収集と分析・解釈)

ここからはいよいよ自分の研究フェーズ!
文献、調査、実験などを通じてデータを収集・分析し、自分の意見をまとめましょう。
図書館員のおすすめ
文献管理ツール
データベースの中には、検索結果や文献情報を整理するための文献管理ツールを備えているものもあります。収集した文献の整理・要約や引用情報の自動作成等、便利な機能を活用することで、データの収集・分析を段取りよく行いましょう。
例:EBSCO社 MyEBSCOの使い方
学術論文・専門書
あらためて、テーマに関連する学術論文や専門書を確認することで、自身の研究結果を適切に解釈する手助けとします。他の研究結果との比較や、研究結果の理解を深めるために各種文献(中京大学OPAC電子リソース一覧 等)を確認してみましょう。

STEP④ 論文を執筆しよう(論文の執筆)

研究の結果や解釈をもとに自分の意見をまとめ、レポート・論文として仕上げます。
特に学術論文については、学問領域や、投稿先のジャーナルごとに好まれる論文構成や表現方法、記述スタイルやルールが存在する場合があります。執筆前に確認しておきましょう。
図書館でも次のようなツールを提供し、みなさんのレポート・論文の品質向上をサポートします。

図書館員のおすすめ
論文執筆ガイド
論文執筆のノウハウ本を図書館ラーニング・スクエアに集めてあります。
中京大学OPACでも「論文執筆」「レポート作成」等をキーワードに検索できます。
執筆前に確認することで、文献整理や引用・参考文献リストの作成なども無駄なく作業することができます。
ラーニングアドバイザーは、ラーニング・スクエアで学生の皆さんをサポートする本学の学部4年生・大学院生のスタッフです。
論文執筆のプロセスを相談したり、執筆した論文に関するアドバイスを受けたりすることができます。
日替わりで様々な学部・研究科のラーニングアドバイザーが在籍し、みなさんの相談をお待ちしておりますので、ぜひ気軽に話しかけてみてください。

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