教員の本
描画テストの読み方: 事例検討会を通して学ぶ実施・解釈・所見
馬場 史津(心理学部)著
投映法の一つであるバウムテストをはじめとした描画テストは、心理アセスメントに欠かせないツールとしてさまざまな臨床現場で
第Ⅰ部では、さまざまな描画テストの導入と教示、行動観察や描画後の質問(PDI)の説明、また、全体的評価、形式・内容分析、描画指標のまとめ方について、食レポやコアイメ
金剛出版 2024年9月24日刊 196頁 3,520円(税込み)
文学と博物館:静と動の連結とその編成
栂 正行(教養教育研究院)著
静止したことばを集めた辞書、作品を収蔵し展示する美術館、博物館。都市の街の賑わいも自然の観光地も、模型のカタログも博物館といえる。著名な作家とその作品群も事典になり、文学館になる。作品を読めば、読者のなかでことばが動きはじめ、読者自身も動きだす。作者はことばの連結とその編成で、読者を乗せた列車を走らせる。
三月社 2024年9月30日刊 212頁 2,200円(税込み)
글로벌 기업 재무제표로 알아보는 비즈니스 모델 분석(原題:決算書×ビジネスモデル 大全)
矢部 謙介(国際学部教授)著 キム・ヨウン訳
本書は、2023年6月に東洋経済新報社より発刊された『決算書×ビジネスモデル大全』を韓国語に翻訳し、韓国にて刊行されたものである。
なぜあの会社は稼げるようになったのか?なぜあの会社はつぶれたのか?注目41企業の分析を通して、決算書の読み方とビジネスモデルがいっきにわかる本。
「決算書×ビジネスモデル」の視点で、「無機質な数字」が「刺激的なドラマ」に変わる。堅苦しくて難しそう、という「会計本」のイメージを塗り替える1冊。
BjPUBLIC。2024年7月12日刊。264頁。22,000ウォン
The Handbook of Cultural Linguistics
James D'Angelo (国際学部教授)、IMIG, Alexander(教養教育研究員准教授)他著
This volume contains 45 chapters on cultural linguistics, dedicated to Professor Farzad Sharifian of Monash University, who passed away in 2018. Professors Imig and D'Angelo contributed a chapter which presents a grounded case study of one anonymous student thesis, which focuses primarily on Japanese cultural aspects found in two well-known animated films of Hayao Miyazaki. MAXQDA software was employed to assist in coding data from this and other theses. This work was part of a 3-year JSPS research grant into CEFR and academic writing.
Springer. 2024年6月10日刊。895頁。47,820円 (Hardcover)
よい教育研究とはなにか
ガート・ビースタ 著 亘理 陽一(国際学部教授)訳 他3人
エビデンスの蓄積を通じて教育を改善し、説明責任を果たしていく。新自由主義体制下の教育界を覆うこの「正統的」研究観は本当に「知的な」姿勢といえるのか。デューイの伝統に連なる教育哲学者ガート・ビースタが、教育研究指南書が語ることの少ない教育研究の前提じたいをラディカルに問い直す。
明石書店 出版年月日2024.5.30 244ページ 2970円(税込み)
Eigenvalue Problem and Nonlinear Programming Problem
中山 惠子(経済学部)著
This book focuses on the Frobenius theorem regarding a nonlinear simultaneous system. The Frobenius theorem is well known as a condition for a linear simultaneous system's having a nonnegative solution. Generally, however, the condition of a simultaneous system, including a non-linear system's having a nonnegative solution, is hardly discussed at all. This book, therefore, extends the conventional Frobenius theorem for nonlinear simultaneous systems for economic analysis.
Springer; 第2024版 。2024年5月21日刊。204ページ。
教師のためのセルフスタディ入門
アナスタシア・P・サマラス(著) 【監訳者】武田信子【セルフスタディ翻訳プロジェクトチーム】亘理陽一(国際学部教授)他17人
教師並びに教師教育者のためのセルフスタディの指南書。
世界的な教師教育の基本書がついに邦訳。
教師教育において、研究と実践はどのように結びつけることができるのか。
本書は、アメリカやヨーロッパなどでこの課題に取り組んできた
教師教育者たちによる方法論、「セルフスタディ」解説の翻訳書である。
教師が自分の実践を、関わりあう周囲の人たちとともにさまざまな角度から分析研究し、
一定の理論を導き出して社会に還元する実践研究の方法論である「セルフスタディ」。
理論から実践まで、豊富な事例と詳細な解説により紹介する。
原著は実践研究の実用的マニュアルとして世界中の教師教育者の注目を集めてきた。
本訳書においても、日本の教師教育における課題に対する、重要な手引書として活用されることを期待する。
学文社 出版年月日 2024.5.20 410ページ 4,950円(税込み)
イラストで学ぶ 制御工学 (KS情報科学専門書)
木野 仁(工学部教授)著
『人工知能概論』『ロボット工学』に続く、大好評シリーズの第3弾です!ホイールダック開発物語の始まりが明らかになり、ホイールダック1号がついに登場します。
・ストーリー仕立てだから、難解な「制御工学」がいとも簡単に理解できます。
・ていねいに解説しているので、数学的なイメージがしっかり掴めます。
・古典制御も現代制御も一気に学べる、おもしろくて欲張りな一冊です。
【主な内容】
第1章 いろいろなものを制御しよう
第2章 制御と運動方程式
第3章 ラプラス変換を用いる微分方程式の解法
第4章 主な機械要素の伝達関数
第5章 ブロック線図
第6章 応答の基礎とステップ応答
第7章 周波数応答
第8章 状態空間表現
第9章 線形代数の基礎
第10章 自由システムと安定性
第11章 倒立振子への応用
第12章 レギュレータ
第13章 オブザーバ
第14章 より高度な制御
第15章 まとめ
講談社。2024年2月23日刊。288ページ。3,080円。
「情動」論への招待:感情と情動のフロンティア
長滝 祥司(国際学部教授)他著
1990年代以降、情動・感情は、哲学やメディア論をはじめとする多くの学問領域において主要な問題系のひとつになってきた。それは、心と身体、理性と感情、主体と客体といった二元論的思考を切り裂きそれを超克するための装置であり続けている。本書は、哲学(史)と認知科学の観点から感情・情動論を俯瞰する第1章「感情と心身因果」を導きとして、批評理論、メディア文化、フェミニズム、認知科学等の気鋭の論者12名が、感情と情動がひらく最前線を展望している。 心の哲学、心の科学、心の文化社会学の現在地を把握し、総合的な人間学にむけた知の航海を楽しみたい読者にお薦めの書である。
勁草書房。2024年1月23日刊。292ページ。3,960円(税込み)。
从财报入手(原題:決算書の比較図鑑)
矢部 謙介(国際学部教授)著
本書は、2021年11月に日本実業出版社より発刊された『決算書の比較図鑑』を中国語(簡体字)に翻訳し、中国本土にて刊行されたものである。これで本書は、日本、台湾、中国の3カ国にて刊行されたこととなる。
慣れないうちは数字の羅列にしか見えない決算書も、シンプルな「比例縮尺図」にすれば、その構造を視覚的に理解できるようになる。本書は、様々な業種に属する50社以上の会社の決算書を「比例縮尺図」にして図解し、たくさんの決算書を一気に読み込めるように構成されている。
ビジネスにも投資にも効く、リアルで面白い決算書分析の入門書。
浙江大学出版社。2023年10月1日刊。吕艳訳。216頁。59元