学生ローン・クレジットカードの利用

学生ローン・消費者金融

 学生証1枚で簡単に借金できますが、高金利の支払いのため、やがては巨額の返済にせまられ、学生生活に多大の支障をきたすことになります。経済的に困窮している場合は、奨学金を利用できる可能性もありますので、一度、学生支援課に相談してください。

クレジットカード

 クレジットカードは現金がなくても買い物ができたり、分割払いやリボ払いが可能であったりと、利用するメリットも多くありますが、一方で、使いすぎてしまって支払いが苦しくなったり、不正利用されてしまったりとデメリットもあります。クレジットカードのメリット、デメリットをしっかりと理解したうえで、計画的に利用してください。

クレジットカード決済のリスク
フィッシング詐欺

 フィッシング詐欺とは、実際に存在するネットショップやクレジットカード会社、銀行などを名乗って偽のメールを送信し、偽の会員サイトでクレジットカード情報を盗む手法の犯罪です。メールはもちろんのこと、SNSを通して偽サイトに誘導することもあります。

 フィッシング詐欺に遭ったときは、クレジットカード情報が盗まれて不正利用されてしまうことになります。さらに、銀行口座の情報や氏名といった個人情報が盗まれ、より大きな犯罪に巻き込まれてしまうリスクもあるでしょう。近年はSNSのアカウントを乗っ取り、フィッシングサイトへのリンクなどを拡散する犯罪手口も増えてきています。被害者が詐欺の一端を担ってしまうこともあるため、注意が必要です。

 フィッシングサイトの特徴としては、「サイトの日本語がおかしい」「取り扱っている商品が極端に安い」「間違ったパスワードなのにログインできる」ということが挙げられます。メールやSNSに掲載されたサイトで容易にクレジットカード情報を入力しないのはもちろんのこと、正規のサイトかどうかを見極めることが消費者には求められます。

スキミング

 スキミングとは、クレジットカードの磁気ストライプに記録された情報を「スキマー」と呼ばれる装置で読み取り、不正にカード情報を手に入れる犯罪手法のことです。スキマーにはカードリーダー型のものが多く、ATMのカード挿入口などに設置され、気づかないうちに情報を読み取られてしまうというリスクがあります。加えて、付近に設置された隠しカメラで暗証番号を盗撮して不正利用されるケースも珍しくありません。犯人は、不正に入手したカード情報をもとにクローンカードを作成して、店舗などで使用することもあります。

 近年は、非接触式のクレジットカードや電子マネーを狙ったスキミングも増えてきました。なかには非接触式のスキマーを持ち歩き、人が密集した場所でカード情報を抜き取る犯罪者もいます。被害者はカードを盗まれるわけではないため、知らないうちに被害が拡大してしまうケースも少なくはありません。

クレジットカード盗難

 クレジットカードの盗難も、気をつけたいリスクです。ユーザー側のリスクではあるものの、盗難に遭ったクレジットカードが不正利用されたとき、クレジットカード会社がその売上を取り消す「チャージバック」を行う可能性があります。

 こうなった場合、事業者はクレジットカードの利用代を返金しなければなりませんし、商品が手元に戻ることもないため損害が発生することになります。事業者側にも大きく関係することになるので、盗難のリスクやその後の取消作業の流れについて理解しておくことが大切です。

引用資料:(Finance&Robotics ―企業のお金とテクノロジーをつなぐメディアー)より
https://www.robotpayment.co.jp/blog/creditcard/11456/#%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E8%A9%90%E6%AC%BA

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